自分の地域で
TANOMOSHIを始めるには

私たちの想い

地域に根ざした金融機関と共に
地域事業者の成長をサポートする

持続可能な地域づくりには、地域外から獲得したお金を地域内で循環させることが欠かせません。そのためには、地域の魅力を引き上げ付加価値を向上させたうえで、地域外収入を安定的に増やすことが必要です。しかし、小規模事業者が多い地方において、事業者単独でこれを目指すのは難しく、ヒト・モノ・カネ・情報の不足を補う中間支援的な機能が必要となります。

TANOMOSHIの基礎にあるのは「相互扶助」という考え方です。事業者それぞれが、自律的にその地域の経済循環を高めるドライブとなり、自社の組織づくりと事業成長を、資金的にも精神的にも支え合える場を目指しています。ここでは、経営的な数値だけでなく、事業者の想いに共感し、事業者とともにその事業の未来を見据えながら持続的に成長していくことを目指しています。

このTANOMOSHIコミュニティが、地域を経営していくために不可欠な、チャレンジの生態系となっていくことを期待します。 

SIIFとの打ち合わせ

TANOMOSHIの目的

事業者同士が支え合って、地域の未来をつくっていく意識を醸成する

地域に根ざした事業者が持つ潜在的な中間支援機能を発掘・強化することは、TANOMOSHIの中長期的な目標です。プログラムを通じて生まれた地域の中の事業者同士のつながりと、地域の外とのネットワークは、能登の地域経済の自立と持続可能性に向けた大きな力となります。

地域金融機関のコーディネータースキルを強化する

地域の持続可能性に対してどう貢献できるかが地域の金融機関の課題となっています。興能信用金庫は、プログラムの推進を通じてコーディネータースキルを強化し、プログラム終了後も継続して地域の経済循環を促していきます。そしてこれからの信金のあり方のロールモデルを確立し、能登から全国に発信していきます。

取り組みの体制

TANOMOSHIの体制

金融機関内に「地域コーディネーター」を育てます

地域コーディネーター

地域や社会の課題に向き合い、仕事づくりや次世代の担い手育成のために、地域の様々なセクターを繋ぎながら、チャレンジできる場と機会を提供している中間支援機能。

高齢化・若者流出が進む多くの国内地域にあって、活動範囲がその地域に限られる地域金融機関では、顧客である地元事業者の廃業を避けるべく、付加価値を上げ、新たな収益や人を呼び込み、廃業させない・正当な価値で事業承継させるといった関わりが重要です。

このような状況下のなかで、現在多くの地域金融機関には、顧客である地元事業者の現状課題を整理し、適切なソリューションに繋げるという、従来の金融商品の販売に止まらない、顧客の本業支援という領域の経験・スキルが求められています。

TANOMOSHIでは、同じ地域でともに地域の発展を目指す中間支援団体との連携によって、金融機関がまだ持っていない人材マッチング等のノウハウや地域外ネットワークを活用できます。

この地元事業者との経営相談やコーディネートの実践が、この「地域コーディネーター」としてのスキルを高める機会になります。

地域コーディネー ターが域内外をつなげ、地域企業の経営革新に伴走することで、新しい風を呼び込み、挑戦が生まれ続けます。地元金融機関が地域コーディネーターとして機能すれば、同地の企業の経営 革新が加速度的に進み、しっかり自社を経営しつつ、地域をも経営していく事業者が育つことでしょう。

地域コーディネーターを育てる仕組み

01. ビジョン設計・プログラム設計

その地域が目指す持続可能な経営の姿をもとに、プログラムの範囲・地域金融機関の役割を定める

02. コーディネーター研修

コーディネーターとは何かや、求められるスタンス、関わり方を体系的に学ぶ

03. 実践

TANOMOSHIプログラムでの地元事業者への伴走を通じて(2)を実践

04. 振り返り

・毎月1回、地域金融機関職員と中間支援組織にて、事業者伴走の方針を検討
・四半期に1回、TANOMOSHIオリジナルの「地域コーディネーター指標」を用いた定点評価。当人、直属の上司、中間支援組織の3者面談で、振り返りと次の四半期の目標設定を行う。

05. 効果測定

地域コーディネーターとしての成長、地域金融機関そのものへの貢献、地域へのインパクトを測定する。

地域金融機関の状況や課題についてまとめています。ぜひこちらもご覧ください。

TANOMOSHIの始め方

TANOMOSHIには、その地域ごとの始め方があります。

以下は始め方の一例ですが、あなたの地域の課題に寄り添って、一緒に始め方を検討しませんか。
まずは問い合わせフォームから、ご連絡ください。

● 着目する課題・テーマ

・廃業させない・事業承継
・融資に繋がる事業の育成
・信用金庫として顧客の本業支援サービスを始めたい

● 予算獲得の例

・地域金融機関の人材研修として実施
・地域の事業者自らが事務局運営費を拠出しあって始める
・地元事業者の育成を目的とする地域ファンドを活用
・国や自治体などの補助金を活用(補助金テーマ:地方創生、零細事業者支援、関係人口創出、地域経済循環)
…など。

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